現在のSubstackで投稿をしている人には、SNS運用を誰かに任せようという人はいないと思います。
なぜなら、自社サービスを誰よりも適切に広告できるのは自分だと知っているから。
誰かにSNS運用を頼んでも、自分より情熱を持って取り組んでパフォーマンスを出せる人はいないものです。
どちらかというと誰かに頼まれて、業務としてSNS運用代行をする側の人の方が多いでしょう。
そんなSNS運用代行をすることになった場合に、トラブルが起きないように対策するためのポイントを挙げていきます。
業務範囲の認識ずれをなくす
「投稿だけでいいよ」
そういう約束でアカウント運用代行を始めたのに、いつの間にか戦略立案・コンテンツ企画・コメント返信・分析レポートなども求められるようになって、想定していた何倍もの時間が溶けていく・・・
「契約範囲外です」「追加料金が発生します」
そう返したら、「思っていたより何もやってくれないよね」と言われ、もう爆発寸前。
こういう問題は起こりがちですが、事前に契約書で業務範囲を明確に定めておけば防げる問題でもあります。
例えば、週◯回投稿、企画案作成◯回、コメント対応の有無、レポート頻度などは必ず記載しておきましょう。
更に「範囲外の業務は別途見積もりが必要」ということも念押ししておきたいところです。
成果が出ないと早々に報酬減額や契約打ち切り
発注者側のSNS運用の期待感が強すぎて、1ヶ月程度で「フォロワーが増えないんだけど」「売上に全然貢献しない」などと言われてしまう。
気が短い人だと、報酬減額や契約打ち切りを打診され、そんなに短期間で成果は出せるわけないと怒り心頭になってしまうのもよくある話です。
これはクライアントの期待感と運用代行者の冷静な現状分析が噛み合わないと起こりがちな問題です。
最初に運用代行をするジャンルの市場分析や競合状況をレポートし、契約書に具体的なKPI(フォロワー増加数、エンゲージメント率、問い合わせ数など)と測定方法を明記。成果未達時の対応(見直し・解約条件)を事前に定めておく必要があります。
成果が出るまでに要する期間も事前に見込みを示しておき、その期間は契約保護期間として解約不可という条件にしておくのが無難です。(契約保護期間中の解約には違約金が発生する特約も設けたいところ)。
契約終了時のアカウント・データ引渡し
アカウント運用代行の終了条件もあらかじめ定めておく必要もあります。
それをやっておかないと、せっかくアカウントを育てても予定外の放り出され方をしたり、自作の画像や動画などのコンテンツをクライアントから使用禁止という仕打ちを受けることもあります。
終了時にゴタゴタと揉めると、アカウントアクセス権の譲渡を拒否したり、アカウントを消去というトラブルにつながり、クライアントから損害賠償請求を受けるという法的問題にも発展なんてことも。それは困りますよね。
このようなトラブルを予防するには、契約書に「アカウントの所有権は発注者(クライアント)に帰属する」「契約終了時に全データ・ログイン情報を引き渡す義務がある」と明記しておく一方で、「KPI達成時のアカウント譲渡には成功報酬金を支払う」という特約を設けておいてもよいでしょう。
炎上対策や著作権対応、機密情報の漏洩対策など
SNSアカウントの運用代行には、公平性の観点から発注者側の視点も必要です。
契約書を作成する場合には、どちらか一方的に優位になるような内容だと話が成立しません。
そこで発注者が気にする以下のリスクを予防する契約条項も設けておくのがよいでしょう。
(a)不用意な投稿による炎上
(b)著作権トラブル
(c)情報漏洩(運用者自身への利益誘導)
これらについては以下リンク先のnoteにて解説しています。
SNSの運用代行契約を考える場合にはご一読ください。
XやInstagram等のSNSアカウントの運用を外部業者に委託する場合の3つの注意点
このニュースレターのバックナンバーは以下のリンク先をご参照下さい。


